こんにちは!ふーなみです。
前回さわりだけ触れて終わりにしたんですが、中学受験時に長女は最後の1週間で習得した勉強法があります。
それまで、適性検査Ⅰの読解は当たるときもあれば外れるときもあるような状態で不安定なものでした。
なんとか良い方法はないものか、
ダメ元と思いつつ藁をもすがる思いで、最後の1週間で手に入れたこの参考書にひたすら取り組みました!
娘の場合運よく?(もっと早く出会いたかったと言うのが本音!!)最後の最後にとんでもない参考書に出会い、国語の読解を克服したわけですが。
親が驚くほど適性検査Ⅰに対する解答の完成度が高くなったのです。
そして、その力は今も娘の国語力を支えてくれています。
だって今まで受けてきた塾の講義より、ピカイチ効いたんですから、、。
今回は娘が出会った良書「文章読解の鉄則」についてご紹介していきたいと思います。
はじめに適性検査Ⅰとは
おなじみの適性検査Ⅰとは簡単に言えば作文です。
1文型と2文型の2種類あり、1文型は私立中学の国語のように論説文や説明文、随筆、エッセー、表、グラフなどを見て、読解して自分の考えや意見をまとめます。
長女が嫌いだった2文型は2つの文章が出され、文章を比較しつつ、自分の考えをまとめます。どちらにも共通しているのは、課題文の内容を自分の意見や考えでまとめをするという点です。
はじめて過去問を見た私の感想は、、、


字数はだいたい600字程度の学校が多いようで、題材にされる文章は幅広いジャンルから選定されています。
よく出る最近内容の傾向として、多様性、挨拶、言葉、意見すること、などが多く、学校側が求める人物像が想像しやすいですね。
たまに変化球が来るので要注意ですが、とりあえず基本的なことに対応できるようになっておくことが必要不可欠です。
ぶっちゃけウソでもなんでもいいので実体験を入れて作文を書いていきます。(みんなやってますね。)


中学受験を控えた小学校6年生はもう死ぬほど作文を書いてると思うので
「作文の型とネタは増やしきってる。」
という子もいるかもしれません。
公立の中高一貫校の作文は結論で体験をサンドイッチすることが課題になりますが、これだけで受かるならある程度のやり込みで、なんとかものに出来ます。
感覚的に解くのではなく鉄則を使う。
問題は記述の読解問題です。
うちの娘は相性の良し悪しで、天国も地獄も見るような状態でした。
わたしも主人も、感覚的なアドバイスしかできないのでどうしたらいいものか。
やみくもだったわたしが恥ずかしい、、。
というのも
国語にもきちんと方法論があったんですね。
レビューにもありますが、この本がどう言う本かと言うと、難関と呼ばれる中学受験国語に必要な「鉄則」が全て網羅された参考書です。
本編にも書かれていますが、本当にこの一冊にこれだけ書いてしまっても良いの?(わたしだったら何冊かに分けて書く)と思うくらい著者の言葉通り、「出し惜しみすることなく、すべてを紹介してくれています。」
と思うほど明解に書き込まれています。
他の参考書と一線を画すどころではありません。
最後はその「鉄則」を活用するための問題まで用意されているのですから。
- しかもこの「文章読解の鉄則」は参考書としては非常に薄い本です。
この薄さでこのボリュームとはいかに要点を余すことなく詰め込んだことか!
そして、この本の凄いところは何と言っても鉄則に従って問題を読み進めていけば、初見でも解けない問題がなくなることです。
(なんだか、出版社の回し者みたいですが違います。)


全教科の中でここまで良い参考書に出会えたことは初めてでしたので中学受験時に手にした時の興奮は忘れられません。
娘の問題用紙が変わった!
この本を手にして何が1番得たものだと思う?
というと、「文章の記号の書き方が良かった」と言います。
これ、問題用紙を見ると結構衝撃でした。革命的というか、、
突然ですが
皆さんのお子さんの国語の問題用紙はどのようなマーキングがされていますか?
これまでの娘の問題用紙には二重線だったりただの線だったり、ただ何となく大切なところに線が引かれている、、、というものでした。
でも、この本をやり込んでから明らかに変わりました。
これは覚えたての、小学校6年生の最後の1週間にやっていた時の書き込みなのでまだ汚いですが今となっては見事なものです。
この画像は本文の中にあるものですが、今では完璧で、同じようにマーキング方法を使いこなしています。
そもそも中学受験以来、この「読解の鉄則」は開いていないのでいかにこの本が分かりやすいかということが分かりますね。
解き方とマーキングの仕方が細かく書いてあり、難関校の渋谷幕張、開成、浅野、フェリス、女子学院など実際の問題で実践できるようになっているので確実に難関校への対策になります。
著者の井上さんも述べていますが、国語は一回解いた問題をまた解くことは何か違うと娘も当時から言っていたのを思い出します。私たち親もそう感じていました。
国語はなぜできないかが見えにくい科目ですが、
鉄則事項を振り返りながら実践させてみてください。
1人でできなければ一緒にやるのも良いと思います。
また、この本は一気にやることに向いていると思います。
読みやすいということもありますが、問題文で使う応用部分を忘れないうちにアウトプットできれば自分のモノにしやすいと思います。
なので、我が家のように最悪1週間前からでもやりがいがあるように思います。
志望校の過去問は直前期には何周もしているので、何となく解答が頭に残っていてあまり意味がないかもしれません。
まとめ
この本を紹介するにあたり、少し逡巡しました。
というのも、本当にこの本の出来が良すぎるから、、、。
どの教科にもこの「文章読解の鉄則」のようにこの1冊ですべて解決!みたいな参考書があったらどんなに良いかと思いました。
もう少し高くしてくれて構わない本ですよ、ホント。
正直なとこ、この記事を読んでくれる方にはこの本を手にして欲しいという想いと、ライバルは1人でも少ないほうがいいという考えがあります。(お恥ずかしい)
これは本文にも書かれていることですが、
本書に書かれている方法論を身につければ、中学以降の現代文が苦手になることはまずないのです。
こういう文句が全くの嘘でないのがすごい。
中学受験以外にも高校受験、大学受験にも振り返って勉強できる良書です。
まだまだ中学受験には遠い次女ですが、来たる日には必ずこの本を使わせようと思っています。
今回はこの辺で、、。
まもなく2020年の東京都立中高一貫校の入試がスタートしますね。 今回は現在、難関校と呼ばれる高等学校を目指すことになった娘のスタートを書いていこうと思います。 […]