こんにちは!ふーなみです。
わたしが子供の頃、分からないことがあるとその言葉を忘れないようにどこかにメモし、自宅で辞書を引くか、それでも分からないときはその謎を週末の図書館まで抱え関連する本を調べる。何冊も何冊も、、。
ひと昔前はこんな事が当たり前でした。
本をたくさん持っている人はたくさんの謎を解決できる術を持っている。
こんなキラキラした思いが子供の頃はありました。
今はどうでしょう?
分からない言葉や、調べたいことに出会った場合、すぐにスマホに頼りがちになってはいませんか?
とても便利ですし、活用したい機能ですが生まれたときからそうやって問題解決をしいく子供は少し心配です。
以前、会社の新人が
「恋愛ごとの相談は全部スマホです。」
という子がいました。
「自分の気持ちがよく分からないときは、こうすればうまくいく。とか、こうすると幸せだ、とか探せば分かるんですよ!」
衝撃的な意見でしたが、恋愛ごとの相談がスマホならだいたいの解決方法も検索上位に出てくる内容に頼りがちなのではないでしょうか、、。
確かにインターネットを使えば心のモヤモヤをひとまず落ち着かせることはできるかもしれません。
でも、、それは本当に自分の気持ちに沿った判断なのでしょうか?
幼い時から辞書を引くクセをつけることで疑問から解決までに至る過程を考える力が身につきます。
今回は辞書引きがもたらすメリットをまとめてみました。
辞書は子供の探究心をくすぐる!
画像参照元:紀伊国屋書店
2、3歳になってくると子供は「なあに?」「どうして?」と質問が多くなってきます。1番はじめ、子供は尋ねることで自分の世界を広げていくのです。
この時、ママやパパがその質問に対し丁寧に説明をしてあげると子供は喜びます。


人生で初めて得る回答はほとんどがママやパパが与える知識です。
こうして子供は新しい言葉と知識を広げて生きます。
この探究心をずっと与えつずけてくれる辞書は子供に与えるのに最適です。
今は絵が鮮やかで子供にも見やすい国語辞典も売られているため、絵本がわりに辞書を引き、子どもと「なんでだろう?」の時間を楽しむことをお勧めします。
辞書引き学習方を提唱された立命館小学校の深谷教授は
子どもは「知らないことを知りたい」という欲求や、好奇心を持っていてその気持ちは年齢が下がるほど強くなっていると思います。学校では辞書の指導を小学3年生からしますが、子どもの成長を考えると、もっと早い時期から辞書に触れられないことはとってももったいないことです。
「辞書引き」学習の目的は、子どもが「問う」「知りたい」を自分で満たせるように成長すること。自分の力で、新しい言葉と出会うことによって言葉を磨いていく・成長していく姿を具体的に見れるのがとても感動的で、逆に気づかされることも多いですよ。「辞書引き」学習が多くの子どもたちの向学心、好奇心に役立つ勉強法となるだけではなく、親子のコミュニケーションも増えるよいきっかけとなることを望みます。
参照元:3M 正しい辞書引き学習法とは?
この子には難しいのではないか?
というものも、いつの間にか驚くようなものまで使いこなしてしまうのが子供です。
ずっと、「なんでなんで?」ループに頭を抱えたくなるママやパパもいると思いますが、そんなときは「なんで、○○ちゃんはそう思う?」と投げかけ一緒に考え、悩み、解決していく過程を経験させていくと後からラクになりますよ。


子供の前でインターネットで問題解決をしない
デジタル健忘症という言葉をご存知ですか?
デジタル認知症という新しい認知症も2019年から生まれた新しい病。
どちらも原因はデジタルデバイスに情報を頼りすぎるがゆえに引き起こしてしまう病気です。
時代の流れに逆らうことはとても難しいことですし、波に乗ってその時代を生き抜く力を子供には身につけてもらわなければなりません。
インターネットにかかわることは必要ですし、全く触れさせないというのは違うとは思いますが子供の将来の健康面のためにも小さい頃から問題解決法や検索方法はインターネット以外にもある。
こう教えるには行動して体に染み込ませるしかありません。
小さい頃の楽しかった思い出は大人になっても忘れずに残るものです。
リビングに図鑑を置いておくと子供の学びの意欲を育んでくれる。
子供と一緒に生活していると、「なんで?」の内容が壮大に膨らんでくることも多々あります。
そんなときは「そんな難しいこと言われていても分からない。」なんて言わずにリビングにいくつか図鑑を置いておけば辞書からさらに知識が結びついてより、強い印象として一つのことを学ぶ事ができます。
辞書引き学習をしていると文字だけでは子供の好奇心に対応しきれなくなる時が来ます。そこで時機を見て百科辞典や図鑑で調べるよう促して下さい。
辞書には載っていないたくさんの情報を得ることが出来ます。参照元:辞書引き学習について 深谷圭介ホームページ
まだ早いなぁ〜、と思う時期でもルビのふってある辞書や、ふりがなの多い図鑑。
子供がいくつか興味を持ちそうな分野の図鑑をリビングにおく事でたった一語から長い長い調べ学習が始まります。
初めは毎日一つのことを調べるだけでも十分です。
今の学校は講義型からグループ型に変わりつつある
最近の学校は「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる授業スタイルが定番化してきています。
具体的には
- 自分で課題を見つける
- 発言する
- 情報収集する
- 考え、整理する
- まとめる
このような力が小学生にも求められるのです。
社会人になっても求められる力ですね。
ところで、
自分の分からない事を見つけて調べる事が上手な子は辞書を普段から使っている事がわかっています。情報と情報を結びつけて自分のものにする力を養えるのです。
ちなみに我が家も広辞苑は一生使えるものを与えています。良いものは子供でも感覚的に分かるので物を大切にできる年齢になったら与えてみることをおすすめします。
早すぎる、遅すぎるということは気にしなくていいです。
その子それぞれのペースで。
ただ、一般的に言われているのは小学校3、4年生くらいまではイラスト付きの分かりやすいものを、、。
中学生には広辞苑を。
広辞苑なら開いたページに膨大な量の初めての言葉が連なっているので目的から脱線して夢中になって見ていたりします。
脱線はたくさんして良いです。子供は与えられた課題よりそういう事の方が忘れなかったりします。
辞書や図鑑を愛用してきた子とそうでない子の間には目では見えない大きな語彙の差が生まれるのです。
我が家の一押しの辞書や合わせて買いたい図鑑
実際に質問があり、そこから辞書を引いていく形式で辞書デビューするならこれをおすすめします。値段もやすいので買いやすいです。
小学校1年生くらいから一緒に始めるといいと思います。
(一人では多分やらないと思います。)
広辞苑は買って良かったと思う一冊。これを与えてからよく目的もなく開いては眺めている姿を目撃します。国語は全く勉強していませんが成績は一番安定して良いのは辞書を早くから与えた影響もあるのではないかと思っています。
これは正直もっと小さい頃から与えたかった辞書。
中学生はもちろん、小学3年から高校1年まで、課題研究や宿題に役立つビッグな「参考書+学習事典+図鑑」です。
参照元:出版社より
少し高いですがありとあらゆる理科の詳しい解説が詰まっています。ボロボロになるまで使いましょう。とある通り何度でも読み返したくなる理科辞典。
小学校から高校生レベルの内容がカラーでずっしり詰まっていて親の方が興味津々です。これは長く使えるのでリビングに一冊置いておくと子供との話題も賑やかになりますよ!
今回はこの辺で!
ぜひ、辞書を引くことを生活の一部に取り入れてみてください。
大人にも、「なんでなんで?」が伝染してリビングが賑やかになることでしょう。
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