新型のコロナウイルスに関連した感染症感染症が、中国のみでなく日本やアジア各地、フランス、オーストラリアまでと猛威を振るい始めています。
現時点では武漢から帰国した565人の中から35人が入院と報告されていますが、おそらくもっと増えていく事かと思います。
コロナに関わらず、インフルエンザのような感染症も小さな子供にとっては命に関わる問題です。
一人一人の意識を高める事で、免疫の弱い子供たちの安全を私たち大人が守っていきたいですね。

感染症はなぜ感染する?
感染症は大きく分けて2種類の方法で感染します。
1)飛沫感染
新型コロナウイルスやインフルエンザも多くの場合、感染者のくしゃみや咳、唾などの飛沫と一緒にウイルスが放出され、それに含まれるウイルスをを別の人が口や鼻から取り込んでしまい感染します。
朝の満員電車や学校、人が密集するような場所は特に注意が必要です。
小さい赤ちゃんなどの遊び場に置いてあるオモチャは消毒されているとはいえ、必ず口に入れた物が置いてあると意識もして遊びに出掛ける必要がありますね。
2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で触れたまま周りのものに触れてウイルスが付着。
それを別の人が触れ、口や鼻を伝って粘膜から感染します。
ドアノブやスイッチ、電車やバスのつり革などには特に注意が必要です。
電車やバス、飛行機では特に注意が必要
中でも特に注意したい感染経路が電車やバス、飛行機です。
様々な人が1日に何人も行き来し使うことにより沢山の接触があります。
有効な対策は玄関でのアルコール消毒です。



帰宅後の手洗いうがい洗顔。
感染症対策に関わらず常にできること、家に帰ったら手洗いうがい、洗顔が有効です。
ところでみなさんは


サルモネラ菌、ブドウ球菌、病原性大腸菌(O-157など)、ノロウイルスなどによる食中毒は、主に手の汚染によって引き起こされることが知られています。
院内感染を引き起こす代表的な菌「MRSA」も、手を介してどんどん感染が広まっていきます。
参照元:手ピカジェル 公式サイト
日本人女性は爪を綺麗に伸ばしてネイルを楽しんでいる人も多いですが、
できれば子供が小さくまだ口元に母の手がよく触れる時期は短く保ち、爪の際から手首までしっかり洗うことが推奨されています。
帰宅後、食事前、トイレの後などには必ず手を洗いましょう。
下記の図は政府広報オンラインの手洗いの手順です。
画像参照元:政府広報オンライン
洗顔も有効な感染症予防です。
ここまで、入念に感染症対策をしていても見落としがちなのが顔に付着したウイルスの除菌です。
外出時に一番露出する場所は手と顔です。
ここまで手洗いを完璧にしても、顔に付着しているウイルスを手で擦り、口や鼻から取り込んでしまってはもったいないですよね。
洗顔もできれば手洗い、うがいとセットで行い、帰宅してすぐにメイクを落とせばスキンケア的にも良いです。

「つけない・増やさない・やっつける」




食洗機は時間、経済面、衛生面的にコスパが良い。
子供が生まれてから衛生面で一番重宝しているものは間違いなく食洗機です。
毎日の子供のマグや水筒のストローの中まで完璧に洗えます。「増やさない」「やっつける」を効率よく行ってくれますよ。
湿度を十分に保ちましょう。
一般的なウイルスには高湿度は感染症対策に有効と言われています。
ウイルス自体の空気感染を防ぐというよりは
私たちの呼吸器系粘膜を守るために加湿を推奨されています。
ウイルスは比較的乾燥に強いことが知られています。また、乾燥状態が続くと、のどや気管支は防御機能が低下するため、インフルエンザウイルスによる感染が起こりやすくなります。そのため、乾燥しやすくなる冬季にウイルスによる感染を防ぐ方法の一つとして、室内では加湿器を上手に利用し、適正な湿度(概ね相対湿度40%以上)を保つことが重要だと言われています。
参照:東京都健康安全研究センター
インフルエンザには一部加湿は効果がないという見解もありますが、私たちは呼吸器系の粘膜が弱くなるとウイルス感染を引き起こしやすくします。
ただ間違いなく室内の湿度を上げればウイルスの活動を抑えることに繋がり、ある程度の効果を期待できます。
理想は20度以上、湿度50〜60%ほど保つこと、温湿度セットで行うことが有効です。
加湿効果の最大の目的は粘膜の活動レベルを下げないためです。


マスクにも「粘膜保護」効果が。
加湿といえば、マスクにもその役目があります。
マスクの効果は他人へウイルスを感染させない事に有効で、私たちを感染から守る事に関しては期待できません。
感染症などが流行すると途端にマスクが売り切れたりしますが、マスクをしていれば移らないというわけではないので正しく認識して使用しましょう。
マナーとしても必要な分だけ購入したいですね。
まとめ
今回ご紹介した家族でできる予防対策はほんの一部です。
感染症に対する考え方は様々で日々変わっており、「ここまでやったから、、」「これをやったから安心、、」「絶対」という確約が残念ながらありません。
一つの一つの家族が意識を高め実践していくことで感染症のリスクは僅かでも減り、子供たちの健康を守りやすくなります。
また、少しでも体調の変化を感じた時は、過信をせずに医療機関に問い合わせ、早期診断をし、ウイルス感染の拡大防止に務めていきましょう。