こんにちは!ふーなみです。
皆さんは、東京都立小石川中等教育学校という公立の学校をご存知ですか?
小石川中等教育学校は難関私立中学校との併願先としても人気が高く、都立中高一貫校の中では最難関であり、武蔵、両国と共に「都立中御三家」とも呼ばれています。
東京都の公立中高一貫校ではおそらくナンバーワンのポジションでしょう。
時代は変わりますが、私は旧4学区でしたので高校受験時にも憧れを抱いた事を忘れません。(頭が足りませんでしたが、、)当時は中高一貫ではなくこの界隈では有名な進学校でした。
当時から倍率も高く人気校でしたね。卒業生には小沢一郎や鳩山由紀夫など政界での有名人も多数です。
しかし、今の人気を昔と比べたら比にならないと言えるでしょう。
説明会や文化祭に足を運んで思うことは裕福そうなご家庭の多いこと!
一般庶民の我が家からするとやや恐れ多い、、。
中学受験とはどこもこうなのであろうか、、ピリッとした空気が漂います。
何としても入学させたい!
しかしながら募集人数は少なくここ数年の倍率は
- 平成30年度:6.0倍
- 平成29年度:5.8倍
- 平成28年度:5.8倍
約6倍という相当な狭き門となっています。
平成29年度センター試験の7教科900点満点の小石川受験生平均点は、日比谷高校に次いで都立では2位。
これを皆さんはどう考えますか?
小石川の学校説明会ではこれでもかと言うほど入学後の塾の必要性を「必要ない」と押してくるのです。
アピールポイントの一つにしているのだろうか??
もし本当であったらこれほど嬉しいことはないですよね!
都立受験界隈では、日比谷、小石川と比較されることの多い両校。
現在は中学からの入学のみ可能となっている中高一貫の小石川ですが、娘の中学受験で何度か耳にしたこの言葉が印象的でした。
我が家がそうでしたが、公立中高一貫校への受験を検討している家庭の中には、小石川に進学した方がよいのか、高校受験で進学校に進学した方が良いか悩む家は多いものです。
中学受験で小石川に敗北し、中学1年生から何度も日比谷高校を見に行っている我が家が毒舌に綴っていきますよ!
日比谷高校と小石川中等教育学校はどちらが優秀?
ここから先は完全に私の一意見として受け止めてくださいね。
結論から言います。
偏差値では測れないものが小石川にはある、、

小石川の偏差値
現在の偏差値はまだまだ上昇傾向にありますが、偏差値は65(四谷大塚の80偏差値)と言われています。
日比谷の偏差値
日比谷高校の偏差値は73(みんなの高校情報)となっています。
2年前の中学受験時、私は思いました。
「勉強してもしても偏差値なんて上がらない。」

とてもとても、偏差値70以上の学校だなんて考えられない。
しかしながら、中学受験終了後、小石川に桜散った我が家は全国模試や塾模試を度々受けていますが日比谷高校が合格圏から外れたことがまだありません。
これは、、いったい、、。!?
同じく公立受験敗退組のママ友との会話で


躍進④】都立中高一貫校の雄、小石川が少数精鋭で凄まじい実績全国公立校の東大現役合格率日本一は、今年は小石川になりそうです。少数精鋭から、東大16名でほとんどが現役合格。さらに京大9名。理三も輩出。一橋大や東工大、医学部も大量合格。あまりの実績の高さに、教育関係者や中学受験関係者からも「今年のサプライズ」との声も。参照元:まとめ NAVER
日本の名門校トップ10にランクイン
1918年に府立第五中学校として創立。創立時の大正時代より理化学教育と国際教育に力を入れる希有の進学校として知られる。アカデミックでリベラルな校風。書籍「日本の名門校」では、日比谷高、開成高、灘高、麻布高、旭丘高、北野高、修猷館高などと共に全国トップ10にランクイン。高校別の理化学系大学教授輩出数が全国3位。
参照元:kurumisawaさん
東京都在住なら小石川を目指して勉強を始めると良い

勉強を始めるには目標が必要不可欠です。
もし、勉強をお子さんに始めさせたいと思うなら中学からまずは小石川を目指してはいかがでしょうか?
学校を見に行ってもらえば分かると思うので省きますが(あれもこれも書きたくて終わらない、、)良いところしか目につきません。
唯一あげるとすれば、
- 校舎が古い。
- 英語の時間数が若干少ない。
- SSHのみ現在取得中で日比谷高校はSGHあり。
一方、娘は1年中どころか何年も毎日のように学校から帰宅後、塾でせっせと勉強しているのです。行事どころではありません。
公立の中学校の授業は分かりやすいが応用がないのとペースが遅すぎて眠くなってキツイようです。
万一さくら散り、合格が叶わなかった場合でも公立中高一貫校の適性検査の勉強は無駄ではありません。
これからの教育現場で求められるものが適性検査には詰まっています。
そして今なら分かります。
日比谷高校は、小石川に泣いた子供たちは間違いなく未来の日比谷生です。
もしくは筑駒、早稲田、慶應、筑波大附属など難関校と呼ばれる学校が未来に待っていることでしょう。
共に中学受験に泣いた子供たちを見ていて確信するのです。
公立中学校では、中学受験敗退組が受験未経験組と比べて群を抜いてトップにいます。
小石川は勉強することの大切さや、カッコよさを子供に教えるためのよい鏡です。
娘曰く、可愛い子やイケメンも多かったとか、、。

どちらへ行ってもメリットがある
もし公立中学へ行っても、小石川へ行っても得るものはたくさんあります。
均質的な実力の仲間の中で安定して6年間過ごす小石川と、実社会のような様々な個性を持った公立中学で過ごす3年間、どちらが優秀かと言われるとそれは絶対に比べることのできないもので、偏差値で測れない大切なものはもしかすると公立中の方が学ぶ事が大きいかもしれません。
どちらへ行っても得るものがあります。
ただ、現実的に日本の子供への学費は高すぎるので中学校から高校2年生くらいまで塾不要なら小石川を目指す価値は十分すぎるほどあります。
いじめも聞いたことがありませんし。
そして最大に嬉しいことは、小石川に挑戦して敗れたとしても王者、日比谷という受け皿が残されているということ。
場合によっては戸山や西もありますね。
どの学校も十分すぎるほど優秀です。
中学受験で頑張った子供には報われる先がきちんと用意されています。
その偏差値の高さに子供たちは救われるはずです。
無駄ではなかったと。
勉強を始めさせようと思う親御さんはまずは小石川の文化祭や見学会に足を運んで見てはいかがでしょうか?
勉強が出来る先輩たちの生き様を目の当たりにして初めて目標ができるかもしれません。
かなり独断と偏見が混ざってしまいましたが、
今回はこの辺で。
パズル・ロボット・プログラミング、全部できるのは、自考力キッズ