
私はブログを書く上で何か皆さんの子育てのヒントになれば、という思いがあり、
少しでも学びに対する視野を広めたいと常々思ってきました。
実際試したことのある有料ものばかりの紹介しか出来ていない事に悶々とする中で、
無料学習支援という存在を知りました。
無料学習支援とは?
一般的な無料学習支援の認識は、経済的な事情により有料塾に通うことが難しい子供達のために、無料で学習指導を主催する団体や個人の活動のことです。
検索していくと「貧困による教育格差」をなくそう、という社会貢献的な意味合いが強いのかと思われます。

無料学習支援 講師にインタビュー!
昼間は某大企業のエンジニアとしての顔と、週末は個人の無料学習支援と二つの顔を持たれている筑波大学院数理物質科学研究科修了された埼玉県狭山市で講師をされている近藤雅人さんに詳しくお話しを聞かせていただく事ができました。
個人で学習支援をされているということで、団体や役職などのしがらみがないことで深くお話しができればと考え連絡をさせて頂きましたが、
本当に丁寧に熱意を持って回答いただきました。

無料学習支援のQ & A
私が知りたい無料学習支援の疑問をいくつか質問させて頂きました。
近藤講師の等身大の媚びない回答がとても魅力的で非常に好感を抱きました。
あくまで近藤講師の場合ではありますが参考になれば幸いです

団体塾というより、家庭にお邪魔しない家庭教師のような形で活動をしています。
参考までに以前の無料塾での指導形態は、1対1の個別指導を行っていました。
私の活動においては場所費用は、無料ですんでいます。
教材費は、市販教材の購入代金やコピー代、インク代、その他の私自身の勉強・研究用にはそれなりの額を費やしています。
ちなみに、当時所属していた無料塾は教材費や運営費用をクラウドファンディングで集めていたことがありました。

勉強=やる気、素直さ、相性の重要性。

勉強ができるようになる子供の法則
- 「出来るように」なってはじめて、やる気が出てくる。
- 「出来るように」なるためには、最初は我慢して基礎事項を習得すべく努力しなければならない。
- 上記②の為には、指導者の云うことを素直に聴いて実行しなければ、非常に難しい。
だからこそ、学校に通っているうちは、与えられること(勉強・部活・その他)に「素直に」取り組むことが重要だと思うのです。
そうして可愛がられる子は、益々周囲からの助けと良い刺激を受けて、真っ当に育っていく。
いくら私が確信していると云っても、どう受け取るかは相手次第。
ですから、相性が重要だと思うのです。
無料学習支援の取材を終えて思うこと。
無料学習支援関係の方のお話を聞いたのは今回がはじめてでした。
ひと言に、「無料塾」と聞くとどこの無料塾も同じように捉えがちですが、そこにはしっかりとそれぞれの運営者の意思や理念があるに違いありません。
そして、無料学習支援に捉われがちな経済的に厳しい家庭への支援という固定観念は捨てるべきではあるまいか?という思いに至りました。
なぜなら、
失礼ながら、そこにあるのが単なる社会貢献と言えるほど聖人の方がどれほどいる事でしょう。
おそらく、彼らが望んでいる最大の成果は素直に勉強に励み、第一志望の受験合格や学力の結果を出し、共にその喜びを分かち合うことではないでしょうか?
勉強が出来るようになる喜びを知る人たちのみ知る極地の世界。
有料塾のように、一定料金を支払えば勉強する意欲が低くとも仕方ない。それですまないのがある意味、無料学習支援かもしれません。
無料学習支援という名の門を叩く上で、保護者の方々にはこの事を理解した上で投げやりの期待をしてはならないと思いました。
彼らの時間を、
それまで積み重ねてきた時間を、
無駄にさせない為にも親子共に本気でその門を叩かなければ失礼に値するのではと感じました。
社会的弱者という言い方は好きじゃない。
最後に一つ考えたいのが、この無料学習支援に対する「貧困」に対する過剰なワードです。
世帯年収が高いほど、子供の成績が高いという公的データが、貧困と教育格差に相関があることは分かっています。
しかしながら、子供の育つ環境や教育を選ぶとなるとそれはもう大変高い世帯年収が必要になるかと思われます。
東京で子供二人、余裕のある暮らしは組んでいるローンにもよるとは思いますが、おそらく1000万では少なすぎます。
これには確信があり、サラッと書かせていただくと文部科学省が令和2年4月から東京都の私立高校無償化の年収目安が910万以下対象という打ち出しを受けてから常々感じてきたことです。
我が家同様、一生懸命働いたって多くの人はカツカツです。
ひとり親世帯であったとしても、独身であれば十分やっていける家庭も多く、本来貧困者と言われるような人々ではないかもしれません。
今回のことで無料学習支援を調べていった際、何度も貧困、弱者というワードがあまりにも多く見かけられました。
確かに貧困は貧困なのかもしれません、
けれど日本は世界的にみれば十分豊かで毎日ご飯も食べられます。
最終的には生活保護という行政の救いもある豊かな国です。
社会的弱者と思われたくない為に無料学習支援の門を叩けない人も中にはいることでしょう。
近藤さんはこうも述べてくれました。
無料学習支援はほとんどの子育て世代にとって意義のあるものだと思います。
月謝が払えるとしても、その数年にわたる負担は相当なもの。
無料や格安が貧困世帯のためだけのものだというなら、自治体の図書館やワンコイン以下で利用できる市民プールなどはどうなるのでしょう。
本当に学びに対して意欲のある人間に対し、貧困、弱者という言葉はあまりに失礼な発言ではないでしょうか、、。
貧困というレッテルをバネに出来る子もいれば、出来ない子もいるでしょう。
本格的に学びを始めるまでに、子供の強い心を育むことが重要であると感じた機会となりました。
社会からの抑圧や今後必ず対峙するであろう受験という数々のプレッシャーに耐えきる強い心が、、。
この記事を完成させて頂いた「無料学習支援 近藤雅人さん」に深い感謝を込めて終わりにしたいと思います。
本当にありがとうございました。
近藤講師の活動が気になる方はこちらからどうぞ。
↓↓
無料学習支援 近藤雅人
https://www.freestudykondo.com

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